生存ログ

DYSTOPIA JAPAN

2020/12/25

 

会社の横の席の女が、高熱で出勤停止となった。恐ろしいのでやめてほしい。

 

1人いないことにより程よく忙しく、1日があっという間だった。このくらいがちょうどいい。

 

 

 

クリスマスなので、ラーメンを作りながら映画『ホステル』を観た。2日前くらいから今日はこれを観ようと決めていた。ジャケット写真が真っ赤で、クリスマスにぴったりだ。

 

R18となっていたが、開始直後から女の裸体祭りで「そっちの指定か〜!」と思った。白人女性は乳首の印象が薄くて羨ましかった。

性的観念が馬鹿になった若者たちがたくさん出てきて異文化すぎた。私が知らないだけで、一般の方々は案外この映画の冒頭のようにヤリまくっているのかもしれない。しらんけど。そもそも、主人公集団3人組の旅の目的が「女」なのが理解できない。出会いを求めてヨーロッパ一周すな。そのわりに「金を払ってセックスしたくない」という奴もいて、もう本当によくわからない。金は払えよ。

あと当たり前のようにみんなマリファナ吸ってて草。

 

麻薬だけに草。

 

殺戮をする側も、血で滑って転んだ拍子に持っていたチェーンソーで自分の腹を切ってしまうドジっ子や、控え室で自分の拷問性癖をフレンドリーに語ってくれる人がおり、ややホンワカした雰囲気が流れていた。後者はこの後女性の顔面をバーナーで焼いていたが。

 

ラストはまあまあスッキリしたので良かった。

 

12月27日の予定を想って、ウキウキで帰宅。その楽しいテンションの中での鑑賞だったが、最悪な気分の時に観ると尚良さそうだった。

 

 

スプラッターという新たなジャンルを知りました。ホーリーナイト。

 

 

 

 

2020/12/22

 

イヤホンを忘れた。起きてから身体がうまく動かず、ギリギリまで準備を先延ばしにした結果だった。

 

電車に乗ると、子供の声が聞こえる。耳が悪いために話し声が大きくなっている老人の声が聞こえる。隣の乗客の衣擦れの音が聞こえる。最悪だ。イヤホンがないと、なんの防具もなしに放射線を浴びているような気持ちになる。私が侵食されていく。

我慢ならず、出勤前にDAISOで変換プラグのようなものを購入したが、サイズを間違えた。捨てた。

 

帰り道、自称スカウトの金髪に延々と話しかけられ続けた。一言も返していない上に一瞥もしていないのにどういう神経をしているのか。普段はイヤホンでシャットアウトしているので何を言っているか分からないが、今回は滑舌が悪く、何を言っているか分からなかった。思わず吹き出しそうになった。

ナンパにしろキャッチにしろスカウトにしろ、「来る」人間というのは遠目からでも分かるもので、私は滑舌金髪が「来る」ことを30メートル前で察知した。しかし避けるスキルは持ち合わせていない。1分近く並んで歩かれたが、「ちなみに何のお仕事されてますか?」のみ聞き取れた。

いっそ殺してくれという気持ちになるので、気軽に声をかけないでほしい。

 

 

イヤホンを忘れたことでむしゃくしゃしていた私は、ハーゲンダッツのキャラメルホリックを購入した。コンビニのアイスというのはスーパーマーケットに置いているものよりも割高で、なんと320円もしたが、産業廃棄物君に頂いたローソンの500円券を使用し、無償で休憩を彩ることに成功した。ありがたや、と東の空に手を合わせておいた。

 

 

稼働中、先輩と干支の話をした。

聞くところによると、私は今年の年女らしい。2年前くらいに済ませたような気がしていたがまだだったらしい。あと1週間ほどで年明け、というところで気がついた。

何だか来年の干支が丑年だということもあまり信じられない。もう兎年や辰年くらいになっているように感じられる。こういった認識のズレは、マンデラエフェクトだと言えるのだろうか。大勢がする勘違いでないと当てはまらないかな、と最近覚えた言葉を使いたがった。

 

多次元宇宙論、好きです。

 

 

 

2020/12/21

 

今日は私の母の誕生日だ。日付が変わってから「おめでとう」とLINEを送ったが、起き抜けにもう1発「おめでとう」と送っておいた。赤いちゃんちゃんこの年齢らしい。そんなに長いこと生きるなんてすごいな、と思ったのでその旨も送っておいた。

 

この日の休憩時間はトイレにこもった。たまにこれをやらないと気が狂うので仕方がない(そうでもないが)。先日、柄ちゃんにもらったかわいい缶のチョコレートを食べようとしたが、ハサミがないと開けられない仕様だった。無念。

 

 

トイレ休憩(物理)が板につきつつあるが、いざと言う時の逃げ場だと思えば幾分か気が楽だ。

 

このショッピングモールが、昨今のコロナ禍で経営破綻しないことを祈る。

 

 

 

2020/12/20

 

本当に信じられないのだが、私が随一の信頼を寄せているバンド、DOPEDOWNのワンマンライブ『FEED BACK 34'10'3』から、今日で丸1年が経過した。

今でも断片的ではあるが、あの日の情景を覚えている。曲を聴いて、思い起こされたそれを想っては、身震いをするだけの日々を365日繰り返した結果の今日だ。

 

 

そんな今日は昨日一緒にライブに行ったうちのひとり、柄ちゃん(柄物をよく身にまとっている)とランチに行った。

 

最近新設された心斎橋PARCOの前で待ち合わせた。昨日の無理が祟り、身体中の筋肉が悲鳴を上げていた。

疲労も抜けきらないまま、フエキショップヘ。文具のりのアイツだ。店内は黄一色というかフエキ一色で、文具のりのアイツを模したグッズが所狭しと陳列されていた。約10万円の人型フィギュア(売約済みだった)もあり、のりのコイツは一体何者なんだ、と思った。

後ほど判明したが、彼は犬だった。他にも色違いのうさぎとゾウがいた。本当に、お前たちはなんなんだ。

 

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ALWAYS BE WITH YOU.

 

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売約済み。

 

 

昨晩から何も食べておらず、私のお腹が限界だったので、同ビル内のスープストックへ行った。スープストックは以前より気になっていたので、今回柄ちゃんと行けてとても良かった。1度誰かと一緒に行った所は次回から1人で行ける法則がはたらく。

ブラウンシチューと海老のビスクのスープセットに玄米ご飯をつけた。玄米が何なのか分かっていないが、おそらく良いものなのだろう。フリカッセ、というメニューにだいぶ後ろ髪を引かれたが、次回食べることにしよう。シーフードカレーのようだった。

 

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ブラウンシチューの肉を最後まで残したつもりだったが、いざ食べてみると芋だった。絶望。

 

注文までの待ち時間がかなり長めだったが、柄ちゃんと色々な話ができたのでよかった。食べている最中も、食事に集中するというよりは会話を楽しみながら食事をするという形だった。柄ちゃんは1振ると10返ってくるような人で、人間としての振り幅を感じた。

皿の中が完全になくなってからも少し話し、コーヒーを飲みに行こう、ということになった。

 

 

同フロアにコーヒー屋さんがいくつかあった。人の少なさからBROOKLYN ROASTING COMPANY Ex-presso SHINSAIBASHI(長い)という店にした。1杯500円と高く感じたが、出てきたものを見ると大きめのカップになみなみ注がれていたので「気取ってこの値段じゃなくて量なのか……?」と思った。多いのは好きだ。

味は忘れたが可もなく不可もなく、しかしたくさん入っていたにも関わらず、最後まで飽きることなく飲み干すことができた。私が以前通っていた、中崎町にあるnoon cafeの味と似ていた気がする。私の舌と記憶はアテにならないが。

 

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入れてくれたお姉さんの腕に刺青が入っていて惚れた。

 

 

柄ちゃんといると、ナチュラルにきゃぴきゃぴできる。頑張らなくても不思議とハッピーな気持ちなれる。偉大だ。

顔が小さくなったと褒めてくれたり、メイクが薄いことを「透明感」だと言ってくれて嬉しかった。

よいお年を。また近々会いましょう。

 

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柄ちゃん。

 

 

その後出勤した。

遊んだ後に働くなんて馬鹿だな。

 

 

 

2020/12/18

 

起きるとキンキンに寒く、二度寝ができなかった。そのせいか、1日中鬼のような眠気に襲われ生きた心地がしなかった。

 

二度寝をしようとしてもできなかったので、布団の中で映画『恋は雨上がりのように』を観た。「誰が良い」、「ここが良い」といったことがあまりなく、全体的に纏まった1つの話としてスっと身体に入ってくるような構成、雰囲気が好きだ。冷めさせないレベルで程よく現実的で、終わり方も飲み込めるものでとても良かった。

完全に恋愛に振り切らず、ギャグのエッセンスもほんの少し入っていて視聴者を置いてけぼりにせず、誰もが憧れを抱いたことがあるようなキラキラした青春に想いを馳せる映画だ。その比重が完璧で、何度も観る価値があると思った。

 

知らんけど、分かっているようなことを書くのは得意だ。本当に何も知らん。小松菜奈がかわいかったのと、部活至上主義みたいな人間には吐き気がすることを思い出した。

 

 

稼働後、横をとおりかかるときに「お疲れ様です」と声をかけてくださる人がいた。人間扱いをされると嬉しいものだ。もう眠過ぎて「おうぇーっす」と奇声をあげることしかできなかったが。

 

 

帰宅後、化粧のみを落としてすぐに寝ることにした。しかしここまで眠気を放置すると、眠気が飽和してしまい逆に眠れなくなる。

 

久しぶりのこの感覚。

強引におやすみなさい。

 

 

 

2020/12/17

 

今日も朝からの出勤だった。最近調子がいいのか、通勤ラッシュを歩いても声が聞こえない。調子がいいというか以前がおかしかっただけなのか。

 

今日は職場のかわいいさんと休憩時間を合わせてカフェに行く約束をしている。14時頃、お互い様子を伺いつつ目的のカフェへ向かった。

 

職場から徒歩5分の道中も、1つ1つの会話がツボでたまらない。マインドというか、ベクトルというか、バイブスというか、その辺りの目に見えないものが同じ方向に向かっているのだろうか。

職場のかわいいさんは「休憩中に職場の人と話す=仕事」の数式が通じる人間だった。「仲良くない人と休憩中一緒にいたくない」と仰せだったので、私は仲良い人カテゴリにいるんだ、と素直に嬉しくなった。

 

喜びと寒さを噛み締めているところで到着。店は狭く、店内の席は空いていなかった。ケーキは持ち帰れないとのことだったので、ふたりとも12月限定ドリンクのストロベリーキャンドルシェイクを注文した。

出てくるまでかなり待ったが、その間も楽しくおしゃべりができていい時間だった。休憩から戻りたくない思いが強まった。

 

イチゴスムージーにイチゴジャムが垂らされており、その上にホイップクリーム、あろうことか練乳までかけて、頂点にはイチゴのトッピング。この世界の王だった。

極寒の中、カイロでドリンクを包んで凍えながら戻った。寒さでさえ、楽しいの一端を担っていた。

 

休憩からの帰り際に、職場のかわいいさんが「今日一緒に帰ろうね」と言った。それが物凄く嬉しくて、私は馬鹿みたいに「一緒に帰りましょう!一緒に帰りましょう!」と連呼した。嬉しすぎると人は声が大きくなることが判明した。

 

 

その後3時間爆速で仕事を片し(と言っても仕事量は普段より格段に少なかったが)、天才的定時退勤を済ませた。

 

帰り道、たわいもない話をした。来月は休みを合わせてどこかへ行こうということになった。とても楽しみだ。ハイセンスなカレー屋さんに行きたいな。

職場のかわいいさんも、ここ行こうあそこ行こう、と色々提案してくれるのがとても好きだ。会っている間に次回の約束ができる相手はあまりいないので、貴重だと思った。

別れ際に手を振りながら指先をタッチさせた。私はリアクションが気持ち悪い芸人なので「指先を!タッチさせてしまった!」と騒いでいた。単純な照れを、悪ふざけで掻き消した。スパッと別れるのではなく、なんか、こう、どちらともまだ話し足りない雰囲気を引き摺ったままの別れが久しぶりで、学生の頃に戻ったようだった。

 

 

精神が終わっている時でも、こういった相手がいることを忘れないように、文章に残しておこう。終わりの世界でも生存できるような、私のためのログだ。

 

できるだけ喜怒哀楽全てを書き連ね、読み返した時に、あんな時代もあったねといつか笑える日がくるわ、を体感するのが目的だ。

 

たった今適当に考えた。