生存ログ

DYSTOPIA JAPAN

2020/12/17

 

今日も朝からの出勤だった。最近調子がいいのか、通勤ラッシュを歩いても声が聞こえない。調子がいいというか以前がおかしかっただけなのか。

 

今日は職場のかわいいさんと休憩時間を合わせてカフェに行く約束をしている。14時頃、お互い様子を伺いつつ目的のカフェへ向かった。

 

職場から徒歩5分の道中も、1つ1つの会話がツボでたまらない。マインドというか、ベクトルというか、バイブスというか、その辺りの目に見えないものが同じ方向に向かっているのだろうか。

職場のかわいいさんは「休憩中に職場の人と話す=仕事」の数式が通じる人間だった。「仲良くない人と休憩中一緒にいたくない」と仰せだったので、私は仲良い人カテゴリにいるんだ、と素直に嬉しくなった。

 

喜びと寒さを噛み締めているところで到着。店は狭く、店内の席は空いていなかった。ケーキは持ち帰れないとのことだったので、ふたりとも12月限定ドリンクのストロベリーキャンドルシェイクを注文した。

出てくるまでかなり待ったが、その間も楽しくおしゃべりができていい時間だった。休憩から戻りたくない思いが強まった。

 

イチゴスムージーにイチゴジャムが垂らされており、その上にホイップクリーム、あろうことか練乳までかけて、頂点にはイチゴのトッピング。この世界の王だった。

極寒の中、カイロでドリンクを包んで凍えながら戻った。寒さでさえ、楽しいの一端を担っていた。

 

休憩からの帰り際に、職場のかわいいさんが「今日一緒に帰ろうね」と言った。それが物凄く嬉しくて、私は馬鹿みたいに「一緒に帰りましょう!一緒に帰りましょう!」と連呼した。嬉しすぎると人は声が大きくなることが判明した。

 

 

その後3時間爆速で仕事を片し(と言っても仕事量は普段より格段に少なかったが)、天才的定時退勤を済ませた。

 

帰り道、たわいもない話をした。来月は休みを合わせてどこかへ行こうということになった。とても楽しみだ。ハイセンスなカレー屋さんに行きたいな。

職場のかわいいさんも、ここ行こうあそこ行こう、と色々提案してくれるのがとても好きだ。会っている間に次回の約束ができる相手はあまりいないので、貴重だと思った。

別れ際に手を振りながら指先をタッチさせた。私はリアクションが気持ち悪い芸人なので「指先を!タッチさせてしまった!」と騒いでいた。単純な照れを、悪ふざけで掻き消した。スパッと別れるのではなく、なんか、こう、どちらともまだ話し足りない雰囲気を引き摺ったままの別れが久しぶりで、学生の頃に戻ったようだった。

 

 

精神が終わっている時でも、こういった相手がいることを忘れないように、文章に残しておこう。終わりの世界でも生存できるような、私のためのログだ。

 

できるだけ喜怒哀楽全てを書き連ね、読み返した時に、あんな時代もあったねといつか笑える日がくるわ、を体感するのが目的だ。

 

たった今適当に考えた。